太客は「育てる」
ナイトワークで働いていると、あまりお金を使ってくれない細客のお客様と出会う機会は頻繁にあるかと思います。
キャバクラはお金持ちの人が来るイメージがあるのに、キャストにドリンクも飲ませないでケチケチとセット料金に含まれるお酒だけを長い時間飲まれてもバックも入ってこないし、正直メリットが少ないです。
ですが太客が来るのをただ待っているだけでは進歩がありません。
今回はそんな多くの細客を抱えるキャバ嬢の皆様へ、どうすれば細客を太客に成長させることができるのかお話していきたいと思います。
まずはターゲットを絞る
まずは、ターゲットとなるお客様の層を決めるためにキャバクラにはどんなお客様が来店するのか把握しておきましょう。
キャバクラに来店するお客様は、大きく分けて以下の5種類に分けられます。
- 頻繁に来店する常連層
- 時々顔を見せる一般客
- 出張などでたまたま来店した遠征客
- 付き合いで嫌々参加している会社員
- 友人とふざけ半分で来店したお客様
この中で今回ターゲットとなるのは、頻繁に来店する常連層と・時々顔を見せる一般客になります。
細客から太客にお客さんを成長させるには、長い時間が必要となります。たまたま来店したお客様にお金を使ってもらうテクニックはまた違うものなので注意しましょう。
あくまでターゲットはある程度来店するお客様に絞りましょう。
常連層や時々顔を見せる一般客は、キャバクラに来店するお客様の中でも特に大切にしなければならない部類のお客様です。
何回も来店してくれると言うことは、細客・太客関係無しにある程度のお金を持っている証拠なのです。しかもそのお店を気に入っているからこそ複数回来店しているわけです。
そんなお客様の欲望を刺激するスイッチを入れる事さえできれば、せき止めた水が溢れかえるようにお金を使ってくれる可能性があります。
継続的な関係をお客さんと築きたいのであれば、こういうお客様を大事にしましょう。
特別な客と錯覚させる
人間とは自分が特別視されることに非常に弱い生き物です。誰かに必要とされることに大きな喜びを感じ、何かを返さなければと思う気持ちが生まれます。
細客のお客様に対してどこか素っ気ない態度を取ってしまうキャバ嬢は多いですが、それは細客の成長をストップさせる一番やってはいけない行動になります。
そうではなくお客様の欲望を引き出すように行動する必要があります。
使ってくれる予算が少ないからと、自分の私利私欲だけで無愛想な接客をしてしまうと、お金を払う価値の無いキャバ嬢としてお客様の心の片隅で決定付けられてしまうのです。
これを打ち破るためには、お客様があたかも自分が特別に見られていると錯覚するようなトークが必要になります。
この様なやり取りをを何度も繰り返す事ができればお客様にとってもキャバ嬢が大切な存在となり、その人のためにお金を落としてくれます。
客と嬢の一線を超えた信頼関係こそが、細客を太客へと変える必須条件なのです。
というと大袈裟ですが、要は人間的な繋がりをしっかり作るということです。
お客様を束縛しない
束縛なんて聞くとまるで恋人みたいな関係を思い出しますが、お客様との関係の理想は、二人目の恋人の様な存在であることなのです。
キャバクラをよく利用するお客様は、一店舗に集中してお店に来るのでは無く、最初の段階ではいくつかのお店を転々としているケースが多いです。
そんなお客様にメンヘラ彼女みたいな束縛をしてはいけません。何回も約束を取り付けてくる嬢は、お客さんからすれば鬱陶しくて仕方がないのです。
慣れてくると知らずのうちにお客さんを束縛してしまうキャバ嬢は多いですが、その束縛は一時的なものでしかありません。
束縛は自分に自信の無い証拠でもありますし、その縛りは徐々に窮屈なものとなりお客様にストレスを与えて、最悪の場合お店に来店しなくなる可能性もあります。
細客を太客に成長させるために継続的な関係は必須条件なので、いつでも気兼ねなくお客様が自由に来店できる関係を築いておきましょう。
細く長く関係を築ければ必ず花が開く時がきます。